2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一日、空が荒れて、急に大雨になったり、ときどき雷がどこかに落ちる音がした。自分の精神の様子もおかしいというか、落ち着かなくて、あまりなにかをする気にならなかった。まるで違う星にでも来たみたいだ。

表参道、銀座、神楽坂と、おもにギャラリーをまわり、絵などを見る。ARATANIURANO(新しくできたところ)と高橋コレクションで、加藤泉の絵と彫刻をまとめて見ることができた。あと桁山晃さん(フタバ画廊)と、金子佳代さん(OPAギャラリー)の展示にも行っ…

もうすっかり夏といった様子。 ipodの故障は、右側を強く叩いたら直ることもある、というのが分かったのだけれど、昔のテレビじゃあるまいし…。まあ、なんとか聞けるならありがたいけど(古いタイプのipodを手に入れるために、ネットオークションを使おうと…

DVDで、宮崎吾郎の「ゲド戦記」を観た。作品の出来はともかく、これを観ているときに、監督の父親のことを思い出さない人はいるのだろうか(小さい子ども以外で)。そういうのは作品にとって、はたしてどうなんだろう。まったく新しいところから始めるならま…

楽しみに待っていた、ミシェル・オスロ監督の「アズールとアスマール」を、朝一番に観に行く(渋谷のシネマ・アンジェリカ)。いろいろなところで感動したし、何度か涙もにじんだ。なにより色彩の至福があり、物語の豊かさがあった。それでいて、日本の劇場…

南青山の、岡本太郎記念館で開催している「タナカカツキの太郎ビーム!展」を見る。岡本太郎の絵によく出てくる、ヒラヒラの布切れみたいなものを使ったアニメーションがおもしろかった。その他、岡本太郎の絵の下書きの上に、直接映像を投影した作品なども…

いつも考えることだけれど、作品にしようなんて考えた瞬間につまらなくなる。それは、もっとも初期的なことかもしれないけれど、たびたび忘れてしまう。 ただ、興味の中心のほうを見つめていればいいだけ。おもしろがって思考を動かせばいいだけ。作品になっ…

こうしようと決めてつくったものではなく、自分でもなぜそうしようと思ったのか分からないままつくったもののほうが、良くなる気がする(魅力的な作品に思える)。 今日はまた(前回と同じように、雨の中を、絵の入った大きな袋を持って)服部一成さんの事務…

絵のように見えるなにか。

死(もしくはその暗示でさえも)は人間を尊くも悲愴な存在にしている。人間はその幻影としての条件を通して行動する。人間がなしとげるすべての行為は最後の行為であるかもしれない。(ボルヘス「不死の人」)

御茶ノ水から水道橋へ向かうときの、左側に堀と線路などを望む風景がおもしろい。順番に、道路(とガードレール)があり、かなり育った木々越しに、ぐんと下がって水をたたえた堀があり、そこから上へ上がって線路、さらに段が上がってふたつ目の線路、そし…

ギャラリー小柳へ須田悦弘展を見に行ったら、さんまのからくりテレビに昔出ていた、特徴的な笑い方をする人(いまネットで調べたら名前が分かった。加藤淳さん)がいた…(かなり熱心に作品を見ていた)。それから、資生堂ギャラリーの蔡國強展、G8とGGGでし…

ここ何日かは絵を描いている。アナログではいままであまり使ってこなかった色とか使いだした。デジタルの色使いに近づいているのかな…分からないけれど。でも色の好みは、少し変わってきたような気もする。 マイス・パレードというバンド(?)が良くて、最…

今日は月のはじめの日だから映画を観ようと思って、自転車で吉祥寺へ行って、デビッド・フィンチャーの「ゾディアック」、それから続けてクリストファー・ノーランの「プレステージ」を観た。単純化して言ってしまうと、どちらもあるひとつの謎を探していく…