赤い花咲いた。青い山登った。白い雪見た。黒い川泳いだ。黄色い草踏んだ。茶色い水飲んだ。金色の場所を見つけた。銀色の人がいた。こう言った、あなたはいままで様々な色に触れてきたけれどそれらはすべて私の体から流れ出したもの。それらはただの腐り具合の違いによって見え方が違うだけでほんとうは同じものなのだ。だからあなたは私の体を見ていればそれでいいのだ。それで天国まで一直線に行けるのだ。私は反論して言った。しかし銀色の人よ、あれらのものの腐り方が違う、けれど元は同じものといってもやはり見えているものは違うからそれは違うものではないのですか?私はなにか間違っていますか?いきなり銀色の人は死んだ。