こんな寂しい日に街を歩いてみよう。こんな寂しさはなにも気にせずにいよう。この寂しさをどうしよう。この寂しさはなにがなんでも捨てずにいよう。この寂しさはきっと死ぬのを待っている。旅に出る。この寂しさを遠くまで放り投げる。何度も寂しいと言ってみる。自分は寂しい。ようするに寂しさを思想化することだ、と言ったのはどこの写真家だったっけ。なにもでてこない。寂しさだけがある。どうしようもない。寂しい。これが私の心の中です。