他人の評価がなかったら、どんなものをつくるだろう。もし、世界に自分しかいなかったら、だれかに見せるということを意識しないはず。そうしたら…きっと違うだろう。その方が、いいものが作れるような気がする。「いいもの」とは、つまりブレがないというか、やりたいことがストレートで、迷いがないもの。なまじ他人の評価を気にするから、油断するとブレが出たり、自分のやりたいことが分からなくなる…。アウトサイダーアートは、きっと他人を気にせずつくったものたち。だれにも影響を受けず、だれの評価も気にしない。「その外」で創作している。ただ自分のためだけに。