展示をしていて(それを見ていて)気づいた問題点は、作品を見てもらう場と、作品を見にきた人と作家がコミュニケーションする場が、同じ場に設定されている、ということ。今回はとくに7人のグループ展で、7人それぞれの知り合いなどがきたりするので、わりと来訪者が途切れることなく、知り合いがきたらしばらく話したりするわけで、そうすると、次に新しくくる人は、場所として、作品を見るには不純なところにやってくることになる…ような気がする。これは、自分が展示する立場でなく、見る立場でいろいろ(小さめの)ギャラリーなどをまわっているときにも感じることでもあるのだけれど…。
それから、にじ画廊は一階が雑貨屋になっていて、二階がギャラリーになっているので、そうするとギャラリーへ行こうと、一階から二階へ上がっていく階段上で話し声が聞こえた場合、やはり少しプレッシャーを感じ、階段を上がりにくい感じになると思う。いわば「階段上のプレッシャー」がある。だから、人がたくさん来てくれたほうがいいのか、どうなのか(そして作家が会場にいたほうがいいのか、どうなのか)、難しいところがある。
とはいえ、せっかくなので、せっかくつくって展示しているので、もし時間があるなら、見にきてほしいです。あと二日。