清澄白河。東京都現代美術館の「ディズニー・アート展」を見る。動きの中にそのおもしろさと独自性があるアニメーションを、静止した絵として見せるこころみ…しかし、それがうまくいっているのかどうかは、よく分からなかった(微細な背景画やコンセプト・アートに見応えを求めるしかなかった)。それに、夏休みというのと企画の内容のせいで、子どもや中学生、また若いカップルなどの客が多く、いちいちうるさかったりするので、あまり集中して見れなかった…。子どもは、大人の半額の値段で見れるのだけれど、逆に、うるさい分だけ値段を(二倍くらいに)上げればいいのに、と思った。そうして(自分のように)静かに見る人は安くなる、としてくれたらいいのに。
その後、以前行こうとして行けなかった(辿り着けなかった)小山登美夫ギャラリーなど複数のギャラリーの入った建物に行こうとして、今回は簡単に見つけることができた。しかし、展示自体に響くものはなかった。こういうふうにギャラリーが集まっているのか、と確認できただけだった。
帰りの電車で、吊り革の三角の中にだれかが、飲み終わった後の空になったペットボトルを突っこんでいて、それがぶらぶらと揺れているのを見た。