今日、水木しげるさんに会った。握手をしてもらい、同じ写真にうつった。水木さんの右手は、やわらかく、あたたかかった。
その後しばらくぼおっとして、難しいことは考えられなかった。そのせいか、帰り道で少し迷子になった。暗い夜道を自転車で走りながら、水木さんの描いたいくつかの漫画を思い出した。