昨日の夜きゅうに体調がおかしくなって、なにか一度お腹の中に入れたものを、外に出したい欲求が周期的に起こって、寝られなかった。布団のあるところと炊事場が離れているので、プラスチック製のゴミ箱を近くに置いて、それにたびたび胃の中のものを出した。汚い話で恐縮だけれど下痢のほうもあって、いちいち冷たいトイレへ向かった。少し前、世間でニュースとして取り上げられていた、なんとかウィルスではないかと思って恐くなったが、インターネットで調べてみると死ぬような病気ではないらしいので、それは安心した。しかし胸が苦しくてつらくて、気持ち悪いので、朝方少し寝ただけでほとんど睡眠がとれなかった。また、どこかから聞こえてくる低くうなる音に苛立って、余計にむかむかした。
もう今日はつまらない労働を休んで、ただほとんど横になってすごす。人の気配がなく、取り残されたような気がする。しかし体の調子は良くなっているようで、だいぶ楽になってきた。もうたぶん大丈夫だろう。昼の光が部屋の中に当たって、そこだけ白くなっているのを見る。