いつものように自転車に乗る。玉川上水沿いの、細い土の道を走るのが気持ちいい。今日は、一度目はひとりで、二度目はN君とふたりで、この道を走った。
緑色が流れていくのが見えた。
夜になり、空気の匂いが古い記憶に触れてきて、少しだけ、いまがいつなのか、ここがどこなのか、分からなくなる。