四谷、LOTUS ROOT GALLERYの大森克己「アイサツ」展を見る。上野へ行き、東京芸術大学陳列館と正木記念館で開催されている「《写真》見えるもの/見えないもの」展を見る。鈴木理策オリジナルプリントははじめて見たのだけれど、こんなに良いとは思わなかった。今回見れたのは、サント・ヴィクトワール山を撮ったシリーズの5枚だったのだけれど、ずっと見ていたいような誘惑にかられた(ほかの人の作品も、良いと思えるもの、おもしろいものが多かった)。
その、鈴木理策の芸大の授業「写真概論」に、大森克己が来るというので(おととい、茂木さんの「美術解剖学」を受けたときに知ったのだ…)、なにも言わずに勝手に受講した。今日は大森さんがゲストなので、はじめは大森さんの写真のスライドショーを見て、それから後はえんえんと、学生の作品を見ながら講評みたいなものをするのを聞いた。お二人の言うことにはうなずくことが多く、写真を撮るということだけでなく、なにかものをつくるということ、また人になにかを見せるということにたいして、刺激になる言葉を多く聞くことができた気がする。