いまの展示は、描いたときには、または展示したときには、それなりに納得のいくものだったけれど、しばらく見ていると、納得の数値みたいなものはだんだんと減っていく(それは、前の個展のときと同じ現象)。そして、次にはもっと力強く、もっと複雑なものをつくらなくてはいけない、という気持ちがはじまる。まだまだ、壊れることを恐れているのが、絵にあらわれているかもしれない(壊れれば良いというわけではないけれど、自分の理想は、スリリングで自由な絵だ…)。
とはいえ、それでも、それなりに見るところのある展示だとは思うので、できれば見てほしいです。広告が遅いのが響いたのか、展示に来てくれる人が、少ないようです…(もともと、無謀な計画だったのだけれど)。ただそのぶん、そういう難しい条件に関わらず(今日は途中から雨だった)、来てくれる人がいると、より嬉しい気持ちになります。