なぜか分からないけれど、きゅうにホラー映画が観たくなった。
いままで興味がなかったし、(黒沢清以外は)ぜんぜん観てこなかったのだけれど、少し観てみようと思って、レンタルビデオ屋で、ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」とか清水崇の「THE JUON/呪怨」とか借りてきて、観てみた。どちらも評価されているものだし、おもしろく観た。とくに「ゾンビ」の、ヘリコプターから撮影された、たくさんの小さいゾンビがぱらぱらと散った位置にいて、ゆらゆらと歩いているショットには、かなり魅了された…。
でも…見終わって、ホラー映画(というジャンル)に熱狂することは、たぶん自分はないんじゃないかと思った。ホラー映画は目的がはっきりしているし、世界観も似ているので、そこが好きな人はずっと好きなのだろうし、そうじゃない人はずっと好きじゃないような気がする。自分はたぶん好きじゃないし、自分でホラー映画をつくりたいとも思わない。だったらなぜ、きゅうに観たいと思ったのか、分からないけど…(せっかくなので、ホラー映画はもう少し続けて観てみようと思う)。