国立新美術館へ、エミリー・ウングワレー展を見に行った。素晴らしかった。
視覚表現の、ある極限のようなものを見た気がした。とくに、色の点々を重ねていくことによって画面をつくっている絵は、長い時間見ているとトリップ(?)してしまいそうになり、こんな経験はいままでにない気がする。色の感覚や、細かすぎるところなど、けっして自分の好みではないのだけれど、そういうこととは関係なく、素晴らしいものは素晴らしいし、圧倒的なものがあった。それから、ふつう自分は、むやみに画面が大きい絵は好きじゃないのだけれど、この画家の場合は、大きければ大きいほど良いような(視覚に与える効果があるような)気がした。