ひさしぶりに布の絵をつくった。去年の個展のときにいくつかつくったものの延長。F50の大きさ。木枠を買ってきて、組んで、キャンバス地ではなく布を張って(釘で固定していって)、またちがう布をはさみで切り、糊で貼っていく。色を慎重に、しかし同時に、適当に選んでいく。
布の色の強さは、紙の色の持っているものとは、種類がちがう。あきらかに鮮やかなのは布のほうで、色にかんしては布のほうが好きかもしれない。しかし布は、布のあたたかさみたいなものを持ってしまっていて、シャープさに欠ける気がしないでもない(もちろんそれは良い面でもある)。鉛筆で、ざっと線を引くような表現にはならない。どこか、もたもたしているというか、「遅さ」を感じさせる。
それにしても今日は、半分夏みたいだった。あずきバーを4本食べた。