お昼の休憩中に、大勢の男たちが、草野球しているのをながめた。
へんな話だけれど、ボールが、ピッチャーマウンドからキャッチャーのところまで届くのを見るだけでもおもしろい。なぜなら、ふだんあんな距離まで、ものを放り投げるのを(そして、それがちゃんと届くのを)見ることはないから。もちろん、キャッチャーが二塁までボールを投げることもあるし、それ以上の距離、ボールを投げたり打ったりすることもある。しかし、なんにしろ、ふだん見ないものを見るのは、それだけでおもしろく思える。