個展2日目。


朝の7時前に、にそうぎ君から京都に着いたとメールあり、一乗寺駅に迎えに行き、いっしょにギャラリーへ。鍵を預かっているので、ギャラリーを開けて展示見てもらう。朝ごはんを近くのすき屋で食べる。
京都造形大の都築潤さんの授業(ゲスト大原大次郎さん)をいっしょに受ける(城戸熊太郎として?)。ワークショップ的な授業で、短時間で画像を見て、それを紙に描くというもの。時間は少しずつ伸ばされていき、与えられた時間によって描き方も変わる。どういうふうに画像を見、手を通じて絵にするときにどういうふうに表現するか、がそれぞれ個性となってあらわれる。



また、二人一組になって、ひとりが写真を見、それをもうひとりに口頭で伝えて、絵に描いてもらうというのも。こちらは、絵の技術もさることながら、相手に説明する力が問われる。にそうぎ君は説明がへただった。
休憩に入った時に都築さん大原さんと少しお話して、にそうぎ君の時間がないので途中で退出した。にそうぎ君が、近くにおいしいパン屋さんがあるらしいと言い出したのでそこへ行き、パンを数個買った。自分も甘いパンを4つも買った。



駅までにそうぎ君を送りに行ってから、ギャラリーが開く時間まで1時間くらいあったので、また造形大に戻り、甘いパンを食べたり、少し歩いたり、ねこの撮影などをした。



12時すぎにギャラリーに行ったが、とくにお客さんもいないので、近くをうろうろした。相変わらずカメラの調子が悪く、一度ちゃんと撮れるようになれば、そのまま撮れるが、そこにいかなければ、ダイヤルをまわしたり電源を付けたり消したりを繰り返さなければならない。いくらやっても撮れる状態にならないことも多々あり、撮りたいものを撮れないのは精神的に良くない。
お絵描き掲示板やインターネットを通じて、かなり昔からの知り合いだけど、関西在住で今まで一度しか会ったことのないミンチさんが来てくれ、少し話ができて良かった。昔はお絵描きチャットなどでいっしょに絵を描いたこともあった。
もうひとり今日、昔からの絵描きの友だちが来るとミンチさんから聞いたが、いつ来るのか分からず、外へ出たくなって、出てしまった。歩いて駅まで行き、谷川俊太郎さんの詩を有本ゆみこさんが刺繍している作品が展示されているという叡山電鉄の「詩の電車」に乗った。



終点の八瀬比叡山口まで行って、降りる予定はなかったが、用を足したくなり、トイレに入るには一度改札の外まで行かなければいけないということで、外へ出た。そうすると、そこは緑深い山だった。比叡山という名前はよく聞くし、ロープーウェイがあったので、思わず登ることにした(このとき、今日来るという絵描きの友だちから今ギャラリーにいるという電話があったが、すでにロープーウェイの券を買っていた…)。
もう夕方に近く、天気も良くないので客は自分の他に一組いるだけだった。数分かけて途中まで行ったら、かわらけ投げというのがあり、三枚の小さいかわらに願い事を書いて輪っかめがけて投げればご利益があるようなので、かわらになにか書いて投げた。



頂上近くまでロープーウェイで行けるようだったが、時間的にそこまで行ったところであまり見れないらしいと係の人に聞き(世界遺産の延暦寺など見たりするのは一日がかりだという)、また引き返して山を下り、電車に乗ったら、その電車も「詩の電車」だった(「詩の電車」は一台しかない)。
もうひとり、また別の絵描きの友だち(京都在住)と会うことになっていたので、電車とバスを乗り継いで行こうとしたが、乗るバスを間違えたり、乗り場が分からずうろうろしたり、バス停で待っていても目的のバスが来ず不安になったりした。ようやく来たバスに乗ったら、そのバスに友だちも乗っていて、とても驚いた。
目的の場所へ行き、なにか見て、ひさしぶりにたくさん話した。別れて、バスに乗って、叡山電鉄に乗ったら、それも「詩の電車」だった。

夜道を歩いていたら、前方に、お世話になっているギャラリーの方たちがいた。


そうして部屋で、にそうぎ君と買った甘いパンの残りを食べた。