もう一度だけ「私たちは透明に…」について書くかもと書いたんですが、あまり書きすぎるのも野暮かなと思い、やっぱりやめます!
興味のある方はぜひ写真集、手に取ってみてください。ウェブショップでも直接メールでもどちらでもいいです。
よろしくお願いします。


https://akarusa.stores.jp/
yokkog@gmail.com


それにしても、今年になってなにをしていたかを考えたときに、去年にも増して写真に接していたと思います。…絵を描いたほうがいいんじゃないか、写真に時間と労力を使いすぎているんじゃないかと思っていたのに、まったく逆に、新しいカメラやレンズを買ったり、三冊も自費で写真集をつくってしまったので、自分でもなんなのか分からない。
思えば、キリを付けるためにということで、はじめの写真集「明るさ」だって作った気がするんだけど…。
(そういえば、夏には25人のポートレイト撮影もしたのだった。だれに頼まれたわけでもないのに)


自分がやったほうがいいと思う事と、自分のやりたいことは違う、ということなのかもしれない。


また、今年について思うもうひとつのことは、絵を描く作業場所がやっとできたことだ(これは、はじめて書くと思う)。
いままで、絵を描く決まった場所がなく、なにか描かなければいけないときには、てきとうに床で描いたり、テーブルで描いたりしていたんだけど、生活の邪魔になるので、終わればまた片付ける、というふうにしていた。それだと、なかなか絵を描く習慣ができないので、描く必要がなければずっと描かないということになってしまう。


しかし、それではいけない、やはり環境が大事だと思い、住んでいるところのどこかに、絵を描く場所をつくりたいと思っていた。そこに机を置いて、絵の具と紙を広げて、いつでも絵を描きたい時は描ける環境をつくりたいと思っていた。
そういう思いがあったあるとき、sina(有本ゆみこさん)のファッションショーがあって、見に行った。


そのときの写真 http://d.hatena.ne.jp/com/20131014


そして後日、有本さんのブログを見ると、そのときに使用した(モデルさんが上に乗ってポージングしたりしていた)机を、だれか使いませんかと書かれているのを目にした。これだと思い、連絡したら、まだ貰い手さんが決まっていなかったので、貰うことができた。
その机を、あまり有効に使っていなかったキッチンの真ん中あたりに置いて、いま絵を描く場所にしています。


やはり、絵の具と紙が広げてあれば、なんとなく意味もなく紙に色を置いてみたりするもので、とくに良い絵ができるわけでもないけど、絵に触れる機会は増えたと思います。あと展示の機会がつくれたりしたら、もっと切迫感が出てきていいかもしれない。


自分は東京へ出て来て絵を描きはじめたときは、アクリル絵の具を使っていて、あとはコラージュをしたり、少しだけ油絵をしたり、また最近はカラーインクでも描いていたんだけど、水彩絵の具は使ってこなかったので、いまは水彩を使っています。


そうだ、このときのねこの絵は、その机で描いた絵で、新しくはじめた水彩絵の具で描いてます。

http://d.hatena.ne.jp/com/20131119


絵を描く机の前は窓になっていて、窓からは道路をはさんで中学校があります。
日曜日や、放課後の校庭ではよく中学生がテニスをしているんだけど、目隠しに高い木々が植わっていて、姿はほとんど見えず、ただ元気な声だけが聞こえます。