前回、感想を書いて以降に観た映画
クリストファー・ノーラン「メメント」
一度観るにはおもしろい映画だと思う。
黒沢清「アカルイミライ」
いま、黒沢清を批判できる人はいないだろう。しかし、自分は正直言って、最近のものはどうも好きになれないのだ。なんだか暗いというか、妙に切実で良くない。人物が、すぐに人を殺したりするせいだろうか。
ポール・アンダーソン「バイオハザード」
…。
サイモン・ウェルズ「タイムマシーン」
…。
北野武「Dolls」
カメラや音楽の使い方にいらいらさせられた。この監督は、いつからこんなに無神経にクローズアップを使うようになったんだろう。
マノエル・デ・オリヴェイラ「家路」
素晴らしい、としか言いようがない。映画。
M.ナイト・シャマラン「サイン」
変な映画。荒唐無稽なSF映画の題材なのに、それらしく荒唐無稽には撮らず、美しく撮ろうとしたり、泣かせようとしたりする…。
森田宏幸「猫の恩返し」(「ギブリーズ エピソード2」)
主人公の女の子の目の描き方が良くないと思う(きらきらしすぎている)。ギブリーズは良かった。
クリント・イーストウッド「ブラッド・ワーク」
素晴らしい。これこそ映画。
マーティン・スコセッシ「ギャング・オブ・ニューヨーク」
なにがやりたいのかよく分からない。ピントのぼけた写真。ダニエル・デイ=ルイスの演技は良かったと思う。
ツァイ・ミンリャイ「ふたつのとき、ふたりの時間」
好きな監督。作品も良かった。しかし、「家路」もそうだったんだけれど、こういう映画こそDVDで観たいのに、ビデオしか出てないんだなあ。
なにか最近の映画で良いものをお探しだという方には、「家路」、「ブラッド・ワーク」をおすすめします。趣味によるけれども、「ふたつのとき、ふたりの時間」、「メメント」も悪くないと思います。というか、オリヴェイラとイーストウッドの全作品を観ることをおすすめします。自分も機会がなくて、オリヴェイラの映画は(恥ずかしながら)2本くらいしか観てないんだけれど…しかし2本観ただけで、全作品が素晴らしいものに違いないと確信しました。