2006-01-01から1年間の記事一覧

いつの間にか闘病記のようなおもむきも出てきたこの日記だけれど、昨夜は嘔吐のかわりに下痢がほんとうにひどくて、ただ一時間のあいだに5回も6回もトイレへ駆け込むという行為を繰り返し、寝ているときも何度か起こされてつらかった。そうして今日はさすが…

話に聞くとケールというのはお腹がゆるくなる作用があるらしく、気持ち悪くなり嘔吐を繰り返したのは、そのせいかもしれないと思う。症状が出る前に、ケールがたくさん入った緑色の飲み物を、一度にかなりの量飲んだ覚えがあるから、原因はウィルスではなく…

昨日の夜きゅうに体調がおかしくなって、なにか一度お腹の中に入れたものを、外に出したい欲求が周期的に起こって、寝られなかった。布団のあるところと炊事場が離れているので、プラスチック製のゴミ箱を近くに置いて、それにたびたび胃の中のものを出した…

写真に撮らなかったら一生思い出すことのなかったかもしれないかすかな記憶が、写真のおかげでよみがえる。しかし写真のせいで、記憶が変化してしまう危うさもあるだろう。はっきりとしたかたちとして残る写真のほうが強いからで、記憶がそれに勝つのはむず…

なにかの途中で。

初台。東京オペラシティアートギャラリーの「伊東豊雄 建築|新しいリアル」「ブラック&ホワイト:黒の中の黒」「山内崇嗣展」を見る。ICCで「八谷和彦 OpenSky 2.0」を見る。新国立劇場で岡田利規作・演出の「エンジョイ」を見る。 建築、美術、演劇、みん…

ただ自分の見ているものに忠実であればいいのに、よそ見をしてしまう。そうやって、自分が弱い人間だということが証明されました。

今日、水木しげるさんに会った。握手をしてもらい、同じ写真にうつった。水木さんの右手は、やわらかく、あたたかかった。 その後しばらくぼおっとして、難しいことは考えられなかった。そのせいか、帰り道で少し迷子になった。暗い夜道を自転車で走りながら…

作品のページを更新しました。といっても、昨日のお絵かき掲示板のを入れて、あとせっかくなので2003年から2004年に描いてまとめていたもの(横スクロールで見せていたもの)も点数をけずって101枚にしました。じつは101という数字は自分にとってなじみのあ…

12月へ入ってからの9日間、インターネット上のどこかにあるお絵かき掲示板で、絵を描いていました。それをまとめたのがこちらです。 (絵の数を減らしました。101枚。多ければいいだろうと思っていたのですが、間違いです。多すぎてちゃんと表示されないとい…

中国に旅行へ行って、迷子になる夢を見た。

あらかじめそうつくろうと決めてつくったものではなく、なんとなくつくっているうちにそうなってしまった、ように思えるもの。

ロープ、ナイフ、マッチ。それらを使って、すでに存在しているかたい(ように見える)ものをこなごなにする。そうしてあらたに、自分のかたちに似たなにかをつくりあげる。その作業。

今日は休みだったので、銀座のクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンの、280人のクリエイターによるオリジナル扇子展というのを見てきた(自分も参加しているので)。今日は展示の初日なのでパーティーがあって、展示を見ていると、ギャラリー…

11月がだんだんとうすくなって、消えていく。

新しい白い靴をはいて、福岡へ行って、帰ってきた。

肌にあたる風が強くても、元気に歩かなくては。こういう日は気分がうまく動かないけれど。 みな電車に乗ってどこかつらいところに出かけているじゃないか。ほらあの人は夕べ泣いた後がある。あの人は顔をふさぎ込んで見えないようにしている。なにかたくさん…

2年ぶりに、家でインターネットができるようになった。しかしこれは、人間を壊すことに長けた悪魔の道具。近づきすぎないように距離をとって、遠くからたまに眺めるくらいがいい。

今日、電車の席に座っていると、母親と、その娘と思われるふたりの高校生くらいの女の子が乗ってきて、自分の前あたりに立った。よく見ると、その娘ふたりは双子のようだった。同じような顔をしていて、同じような背丈だった。また、同じような髪形(ポニー…

いつの間にか空気に冬の匂いがまじっている。

世界中で5人くらいしか知らないのだけれど、今日は自分の誕生日で、むしろ歳をとるのは悲しい気分になるのだけれど、せっかくなのでどこか店へ入って、チーズケーキと紅茶を頼んで、店主によって運ばれたそれらを、儀式のように口の中にほうり込んだ。

頭にへんなものをやまほどくくりつけた12人くらいの裸の人間たちが、だれかを祝福するためにぞろぞろと集まって、踊ったり歌ったり跳びはねたりしている。 全国の国語を勉強する子どもたちの中で、できるだけ優秀なひとりの子どもが、徹夜で書いた長い長い作…

茂木さんの美術解剖学を受けに行く。大竹伸朗さんがゲストに来て、話をするのを聞いた。その後、上野公園での飲み会があって、いつもは部外者だし行かないのだけれど、今日はせっかくなので寄せてもらった。それで、大竹さんに自分のつくったスクラップブッ…

最近は帰ってくると疲れていてそのまま寝てしまって、それから起きてなにやら動きだし、また寝る、ということがあるのだけれど、昨日もそれで、帰ってきたらすぐに寝てしまって、起きたら深夜(早朝?)3時前というへんな時間。テレビをつけたらホオ・シャオ…

東京都現代美術館で開催している、大竹伸朗の回顧展「全景 1955-2006」を見に行く。小学生のころに描いた絵から現在の作品まで、相当に膨大な数の作品があって、まずその量の多さに吹き出してしまう。新しい部屋へ入るたびに、わっと作品の群れが目に飛び込…

六本木。森美術館で開催している、ビル・ヴィオラの個展「はつゆめ」を見る。その後、(見る予定はなかったのだけれど)森アーツセンターギャラリーの「クリーブランド美術館展」も見た。ビル・ヴィオラの作品(ヴィデオを用いた作品)も、感動的だったり、…

東京へ来てからの、いくつかある大きな思い出の場所のうちのひとつである、海のそばにあって、古い、魅力的な建物が、今月いっぱいで壊されるというので、最後にしっかり見ておこうと思って、横浜へおとずれた。この建物には、友達のHさんやA君などが作品を…

自分の家の、ひとつの部屋の壁の色と、かたそうな感じが気にいらなかったので、店で生成りの生地を買ってきて、部屋の壁四方をおおった。きっちりと整えて貼っていくのではなく、コラージュ的に不揃いに、いかにも手の仕業というふうにした。そうして相当に…

茶色い空間の真ん中あたりで横になって、小さい星を一生懸命見ようとしている。

時間が流れるってなんだろう。このわけの分からなさ。なにもかも砂のように落ちていって、あとには、ほんとにかすかな匂いとしるしだけ残される。