2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

翻訳不可能であるということが大事。そういうふうでないと言えない、ほかのことではあらわせない、ということ。それは、あるものの本質をきわめようとすることでもあるだろう。深く深くつきつめていくと、ますますそれは翻訳不可能になっていく。ますます、…

HBギャラリーの、あずみ虫さんの個展を見にいく。ブリキの、いろいろな大きさの動物や人や飛行機や楽器など。和田誠さんが来られて、少しあいさつ(和田さんが来られると、ビールが出されるようだ…)。自分とまったく同じ携帯電話を使っている(そして今日分…

横浜へ遊びにいく。中華街、山下公園、北仲WHITEとBRICK、BankART NYKと1929、ZAIM別館など。船の絵や、人工の結晶や、竹の巨大な楽器や、世界地図を描写する映像や、肉体にダメージを受けるゲームや、昔のデジスタの作品や、都市の模型など。友達や、友達で…

最近のテレビCMでよく、ウェブサイトへ誘導するためのCMがあるけれど、あれってどうなのかなあと思う。ネットがつながっていないからどうせアクセスしない、ということだけではなく。あまり格好よくないように思う。

前のグループ展のメンバーでもある、トヨクラさんのHBギャラリーの個展を(今日で3度目なんだけど)見にいったら、最終日なのですでに終わっていた(最終日は2時間はやく終わる)。それで、なぜか、トヨクラさんの絵を箱に入れたり、ガムテープを貼ったり、…

5時のチャイムが鳴った。このへんは、夕方5時になるとチャイムが鳴るんだ(鳴るんだなんて、まるで来たばかりみたいな言い方だけれど)。 今日は休みで、空はあいかわらずくもっていたけれど、せっかくなので汚れた服を洗濯して干した。たぶんあまり乾かない…

こんな夜にもセミが鳴いてる。ヒグラシ。寂しい声を出して。 また雨が強くなってきた。欲望が終わったあとに。

関係性の海へ。

なにか現実じゃないふわふわしたものが、自分のまわりをただよっている。 じつに多くの普通の人と、たまに変わった人がいる。 それを見ている。

思考とは世界の可能性を捉えること…と、本に書いてあった。

経済の苦しさをやわらかくしようと、建物に入る。時間をすごして建物から出ると、傘を持っていないのに雨。歩いて駅へむかい、雨に濡れたからだで、電車に乗る。電車の窓ガラスにしずくが走っているから、外の電灯や明るい広告が、ぼんやりにじんで見えた。

ヴィトゲンシュタインを読んでいると、「視野のうちに視野の限界が現れないように、生もまた、終わりを持たない」とあった。ほんとうだろうか。 好きなのは、「神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである」。

こんなに雷が鳴るのを聞いたのは、いつぶりだろうか、あるいははじめてだろうか、と考えてしまうくらい。深く地面の底が鳴る音は終始あったのだけれど、ときどき、なにか空くらい巨大な紙を、びりびりと裂くような強い音もあった。

ミヅマアートギャラリーの、近藤聡乃の個展「てんとう虫のおとむらい」と、ミヅマ・アクションのグループ展「眼差しと好奇心」を見る。ミズマアートギャラリーに行くのははじめてだったのだけれど、なにを思ったか、初台から中目黒まで、山手通りを歩いてい…

さっそく新しい家を探した。驚くほどいいのを見つけて、不動産屋に中を見せてもらって、すぐに契約をした。嬉しいのは、上や下、横の音を気にしなくてもいいところ。新しい場所、新しい家、新しい生活。たぶん来月の終わりくらいに引越し。 あとは経済。いま…

空気に水分が多くて生活しにくい。電車に乗ったらすずしくて、降りる駅に着いても席を立てなかった。本を読んだりして何駅かすごし、あとで引きかえした。行きも帰りも人が乗っていて、人がしゃべっていて、人が息をしていた。

火曜日の人間が無言で歩いている。雲が動いて太陽を隠す。 昨日、人の家へ行って、いいなあと思った。自分の家(部屋)は落ち着かない。めったに空気が動かない。なんだかすぐに嫌な気持ちになって、そのせいで眠気が起きる。どうせ契約期間も切れるし、新し…

雨が降りそうだからと傘を持って出たのに、帰るときには持っていなかった。どこかに置き忘れた。 だけれど最近、近所には、猫を探してますだのインコを探してますだの貼り紙が多くて、そういうふうに、飼っていた猫やインコがいなくなったことに比べたら、自…

セミが鳴きだした。 ボールを蹴りあって遊ぶ人たちが見える。走る人。おもちゃの簡単な飛行機を飛ばす人。歩く人たち。テニスコートでテニス。ほんものの飛行機。白い小さなたくさんの花。置きざりにされた自転車。かごに入ったダンボール。タオル。二匹のト…

今日は七夕。けれど空は雲がおおっている。 ダンスの映画を観ようと、ロバート・アルトマン監督の「バレエ・カンパニー」と、ベジャールのドキュメンタリー「ベジャール・バレエ・リュミエール」を借りてきて観たのだけれど、あまり良くなかった。普通にダン…

グループ展の展示をアップしました。作品のページの、絵の一番下のまるから見れます(直接はこちら)。ただ、照明がうまくいってないのか(たぶんうまくいってないんでしょう)、上部が暗くなっていて、気になります。上の写真は、展示とはなにも関係ないけ…

グループ展が終わりました。 展示を見にきてくださった方、ありがとうございます。せっかく見にきてくれたのに不愉快な思いを与えたのではないかと、心配もあります。絵を見る環境がつくれていたのかどうか、そこは気になります。 個人的には楽しさが残りま…

展示をしていて(それを見ていて)気づいた問題点は、作品を見てもらう場と、作品を見にきた人と作家がコミュニケーションする場が、同じ場に設定されている、ということ。今回はとくに7人のグループ展で、7人それぞれの知り合いなどがきたりするので、わり…

当たり前だけれど、絵をつくることと、絵を見てもらうこと(絵を見ている人を見ること)は、ぜんぜん違う。つくることは自分の中で起こっているけれど、見てもらうことは、自分と関係のないところで起こっている。