2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

来月の3日から、阿佐ヶ谷のとたんギャラリーというところの近く(屋外)に、自分のつくったものを見ることができます。ただ作品の中だけを見つめるのではなく、そのまわりの環境とともにあることを考えてつくります。ギャラリー自体も、団地の中のテラスハウ…

すでにあるなにかではなく、自分の中から出てきた必然によりそって。

芸大の卒業・修了作品展を見ようと思って上野へ行ったのだけれど、一ヶ月はやかったようだ。間違えたものは仕方ない。学食でごはんを食べて、大学美術館で「野田哲也展」を見て、SCAI THE BATHHOUSEで「イェッペ・ハイン展」、国際子ども図書館で「北欧から…

A君といっしょに、公園の遊具に乗って遊んだり、なにかおもしろいものがないかと探しまわった。 そこは古い団地の中で、あちこちで勉強を終えた子どもたちが、楽しそうに動きまわっていた。近い場所で同時になにかが起こっていて、少し位置を変えただけでそ…

こまばアゴラ劇場で、大倉摩矢子舞踏公演「スプリング」を見る。震える線で、小さなかたちを無数に描いていったような。神経をとがらせて、ほとんど分からないくらいに少しずつ、内側に入っていくような。感動はあったけれど、ほんとうは、もっとおおらかで…

昨日開館したばかりの国立新美術館へ行った。 「20世紀美術探検−アーティストたちの三つの冒険物語−」というのを見る。個々の作品はなにも悪くないのだけれど、ひとつの展覧会としては、自分のいままで経験した中でも、そうとう下のほうに入るか、もしく…

この世にまだないもの。

目的の場所へ行ったのだけれどすでに人がいっぱいで、制服を着た人に聞くともう入れないと言われた。せっかくここまで来たのにとくやしかった。しかし、いくら待っても入ることはかなわないと告げられたので、それ以上どうしようもない。仕方なく少し坂道を…

Nさんの絵を見た。目がよろこぶ。頭がよろこぶ。いつまでも、ずっと見ていたい絵。 安部公房は「小説には無限の情報が入っていなければならない」と言っていて、実際そんな小説を書こうとしていたけれど、Nさんの絵もそういうふうに、無限の情報に向かってい…

岡田利規がブログで絶賛していたので、吉祥寺シアターで、Co.山田うん×deepblue「ひび」を見る。 おもしろいダンスを見ると、自分もダンスをしたくなる。ということは、やっぱり自分は好きなのだ。べつに、おいしい料理を食べたからといって、自分で料理をつ…

そこでしか通用しない、独自の言葉を発明すること。

さっきから何回も文章を書いては消しての繰り返し。自分の限界というものについて書いているのだけれど、うまくいかない。結局、自分には限界があるけれど、その限界の中でやっていくしかないという話。ある閉じられたロープの中で動きまわるしかない。 それ…

昨日の夜テレビでやっていた、NHK映像ファイル「あの人に会いたい」18本連続放送に感動しました。とくに三浦綾子の回が凄まじかった。言葉ではうまく説明できないけれど、画面から壮絶な人生の断片が伝わってきて震えた。ほかには長沢節の回もあって、自分も…

外へ出たときに、道路や空気が、電信柱が、木が、洗われてきれいになったように見えました。それ以外のいろいろなものも。大きいものも、小さいものも。むかしからあるものばかりなのに、違っているように見える。