2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

そのドアを開けてみた。真っ暗だった。なにも見えない。完全な闇。しかし、しばらくすると、少しずつ、ぼんやりと光が見えだした。光は、はじめはひとつだったのが、だんだんと数が増えていった。いつの間にか、数えきれないくらいの数になっている。それら…

少し前のことだけれど、ある文芸誌に谷川俊太郎が詩を発表していて、それを読んでいたら、「意味よりも深い至福をもとめて」という言葉を見つけた。

公園の池の前のベンチに座る。カモかなにかの鳥が陸に上がって、首を真後ろにまわし、クチバシの部分を自分の羽の中にすっぽりと入れている。あたためているのだろうか。なにかおかしい姿。 太陽がだんだんと上空に上がろうとしている。白くまぶしい光。水上…

その袋の開け方。1、手では開きません。2、夜のほうが開けやすい。3、知らないうちに開いていることもあるそうだ。4、ヨーグルトに似ている。5、性格の悪い人は二度と開きません。6、押したら壊れます。7、おなかが痛い。8、草木が生い茂っている。9、水をか…

おもしろい絵を見るとなぜか勇気が出る。

だれが救うのか。

クリスマスイブか。去年はひとりで映画を観たような気がする。たしか「Mr.インクレディブル」を観たような。あの赤いユニフォームや赤いポスターが、なんとなくクリスマスに似合っていると思った記憶がある。 今日は、とくにおもしろいことはなかった。これ…

解決しないといけない問題がたくさん。一度に全部は無理。ひとつずつやっていくしかない。ときには苦しかったりする。いや、けっこう苦しかったりする。でも、きっとそういうものだろう。みんなそうだろう。それに、たまには嬉しいこともあるのだから。ほら…

福岡から東京へ。空の上から見る夜景。 マレーク・ベロニカの絵本「ボリボン」。

何年も使っていた大事なものを、うっかりなくしてしまったと思ってがっかりしていたのだけれど、お昼に利用したロシア料理屋に行ってみたら、見つかった。一度はなくしたと思っていたので、嬉しい。

飛行機で福岡。美術館ふたつ。屋台でラーメン。

原宿。いろいろな話をうかがう。はじめて、バイソンの肉を食べた(ごちそうになった)。 銀座。説明会のようなもの。集まったのは7、8人。自己紹介や作品の簡単な説明などを順番にしていくのだけれど、なんだかその状況がとてもおかしくて、ずっと笑っていた…

風が強い日。

原宿。TIS公募というのに出す(出品料が高いから1枚だけ)。ラフォーレミュージアム原宿、タナカカツキの「タナカタナ夫展」を見る。DVDも購入。7時半からのトークショーも見る。タナカカツキ×土佐信道(明和電機)×伊藤ガビン。見れてよかった。

昨日、時間つぶしに芸大の図書館で読んだ本に、「夢の本」というのがあって、そこで紹介されていたボロフスキーの夢がおもしろかった。こういう感じ…時計に数字を書き入れている夢をみた。2482888 ピカソより背が高い夢をみた。2175191 若いアーティストがそ…

日暮里。谷中霊園を通って(冬の墓地の寂しさ…お墓はひとつの彫刻で建築だと、いまさらながらに気付いた。徳川家の墓地らしいところもあり、そこがまた独特の気配)、SCAI THE BATHHOUSE(もと銭湯のギャラリー)で行われているアニッシュ・カプーア展を見る…

難しい問題があったとしても、かならずそれを解くヒントがあるはず。どこかに。それを探して、自分のところへ少しずつ引っぱる。自分と、難しい問題との距離を縮めること。そうすると、難しい問題のまわりを、ぐるぐるとまわることもできるだろう。神楽坂か…

今日はめずらしく連絡の多い日。動いている。 来週の福岡旅行、大丈夫かな。あやしい。でもお金払ってしまったし、せっかくだから。 とにかく、いろいろ、うまくいったらいいな。できるだけ。 寒くて夜は手がかじかむ。

砂漠からようやく戻ってきたとき、家には鍵がかかっていなかった。いや、そればかりか、ドア自体がすっかりなくなっていた。だれか悪いやつに狙われたに違いない。最近このあたりでは盗みや人殺しが横行していると聞いていた。まさか自分のところが狙われる…

眠りから覚めて。これが自分だったのか。手を見る。足を見る。鏡で顔を見る。そうか、これが自分だったのか。なんとなくしおれた花のような気配がある。つかんだら壊れそうな気がする。この弱そうな体のままで、この単純でかたい、暴力に満ちた水流の中を、…

朝に。夜に。カーテンが。橋が。水のように。人間のように。歌う声。泣く声。じっと見つめていた。ゆっくり歩いていた。そのときがくるまで。終わりになるまで。知っている。似ている。草原で。砂浜で。人工の。自然の。美しさ。透明さ。いつまでも。いつま…

わけの分からないものがわけの分からない動きをしている。 中野。DVDを売り、中華そばを食べる。 品川。原美術館、オラファー エリアソン「影の光」展。ゆっくりと回転する透明な輪に照明を当て、壁に、動く影や虹や光を発生させる「円を描く虹」という作品…

なんとなく途方にくれている(おかしな言い方)。昨日のことを考えてしまう。考えても仕方ないのだけれど。うろうろする。今日も晴れ。 なんだかつらい。息をするのが。 人の絵が見たい、と思って。三鷹まで歩いて。 ああ晴れだ。 (人生は自分の顔によって…

今日はなかなかめずらしい日でした。めずらしいというのは、いいこと。 部屋の掃除をした。

今日は驚くほど空気がすんでいる。雨で洗われて、きれいになったのかな。歩くのが気持ちいい。静か。

いよいよ寒くなってきて。あまり外へ出たくない。布団の中に入っていたい。入っても寒いけど。 あとお金の問題。これが相当深刻で…。しかも九州に旅行までしようとしているから。なにか、探さないと。やっと年越せるかどうか、かもしれない。いろいろ寒い。…

トムズボックス(吉祥寺にある、絵本専門の小さな本屋さん)に土井さん(絵本編集をされている方)がいらっしゃったので、「ほどけ犬」を持っていって、見てもらった。絵はいいんだけれど、物語に変化がなさすぎる、と言われた。子供とか出したら、とか。他…

銀座。ガーディアン・ガーデン。「ひとつぼ展」というのに応募したのだけれど、ファイルと応募用紙を渡した後、職業欄を書くのを忘れたことに気付いた。まあ、いっか…。分からないけど。 大手町。駅で、gooのおもしろい広告を見た。大きめの液晶画面があり、…

なにかをつくるときに…。 「分からない」を、「分からない」まま見せるのではなく、「分からない」を「分かる」ように見せること。ややこしい言い方だけれど。でも、それができたら、きっといいです。それができたら、あとはただ、趣味や、あるいは新奇性の…