恵比寿。東京都写真美術館でやっている「写真はものの見方をどのように変えてきたか」第3部再生、を見る(12人の写真家の戦争前後の写真)。それから「世界報道写真展2005」も見る(写真につけられた文章は必要なのかどうか。見てまわる人たちはみな、写真ではなく説明文ばかり読んでいる!説明文は写真の説明をすることで逆に見た者を安心させてしまい、写真そのものの持つ視覚的な強度を落とすことになる)。恵比寿ガーデンプレイスに入っているファミマ!!で買い物すると、となりにあるエキサイト ブロードバンド ステーションというところで一時間無料でネットできるというので、利用した(ずっとたまっていた掲示板の返事など)。歩いて目黒まで。東京都庭園美術館に入り、庭をひとまわりする(庭園美術館なんて、名前は素敵だけれど、ようするにただ庭のある美術館というだけかな。美術館自体には、やっている企画に興味を持てず入らなかった)。それから国立科学博物館附属自然教育園に入り、ひとまわり(たしかに自然を味わえる。うっそうと木や草が生い茂り山道を歩くよう。この感じはずっとなかったし、なつかしい。近くに首都高が通っているらしく、その車の音がなかったら最高なのに。池がいくつかあったのだけれど、そのひとつに異様に巨大な鯉がいた。しかも泳ぎが異様にのろかった。口をぱくぱくさせながらこちらに近くづいてきた。時速10mくらいの遅さで)。そこを出て、今度は松岡美術館へ。聞いたことのない名前の美術館だったので期待していなかったが、それなりに楽しめた。古代エジプトの彫刻、彩色木棺からガンダーラ・インド彫刻、東洋陶磁、仏像、フランス近代絵画(モネ、ルノワール、ユトリロなど)、シャガール、ピカソなど。まあ、好きな作品はなかったけれども…。名前は忘れたが、イギリスの彫刻家の作品が良かった。あとエジプトの彩色木棺。死者の棺に絵を描くって素敵ですね。閉館時間までそこにいてから、出た。このへんが、よく名前を聞く白金台みたい。なるほど、そんな感じがします。品があるというか。最後に、吉祥寺のGallery惺で花村泰江展。バスタブなどを描いた版画。