昨日のメモ。忘れないように(忘れてもいいかもしれないけど、せっかくなので)。
審査員の方の、自分への評価(自分が受けとった印象)。井筒啓之さんと服部一成さんからの評価は似ていたように思う。立体、悪くないんだけれど、平面作品にくらべるとかなり劣る。平面は相当いいように言われた(今回は立体だけ出した)。井筒さんには「なんで立体出したの?」と言われた。服部さんには「立体なので、コントロールできない部分が出てきている」と。そうかもしれない。浅葉克己さん、大迫修三さんの自分への評価、印象も、悪くないように思ったけれど、ほとんどコメントが聞けなかった。良かったと思う作家3人の名前をあげるときにも、自分の名前はあがらなかった。あまりピンとこなかったのかな。いちばん自分への評価が高かったのが檜山巽さんで、展示の仕方(ピラミッド型)も「かわいい」と言ってくれた。審査が終わった後、「檜山賞はqpさん」と言われた。嬉しかった。あとそういえば、qpという名前のつけ方も、良いと言われた。
何人かの人に、「グランプリはqpさんと予想していた」と言ってもらった。じつは、自分自身の予想でも、冷静に客観的に判断して、自分の作品は悪くない、もしかしたら…と思うところがあった。でもグランプリは、自分がよく知っている知り合いが選ばれた。これはかなり驚いた。いまでも驚いている。でも、おもしろかった。予想外で、おもしろい。正直、作品の質はあやしいと思うけど、絵やなんかにかける情熱というか執念は、並々ならぬものを持っているのを知っているから。これはほんとに、ただ事じゃないくらい。
それから、会場には「イラストレーション」の編集長の片桐さんもいらしていて、これは直接言われたのではなく、違う方から聞いたのだけれど、もし自分がグランプリに選ばれていたら、「イラストレーション」で特集を組む予定だったとか。それを聞くと、残念だったような、ほっとしたような。
とにかくめずらしい経験だし、出して良かった。つくって良かった。はっきりいって、つくっているときが、ある意味ですべてなのだけれど、そのつくったものを、その後どうするのか。流通ということ。人に伝わらなければ、それは悲しい。