東のほうへ、電車を使えばいいものを、ふらふらと歩いていく。けれど歩いたおかげで、小さい驚きなども見つけることができた。自分はせっかちなので早足だけれど、もしゆっくり歩いたら、そのぶん多くのものに目が止まるのかもしれない。
今日の早朝、いちおう気になるし、起きていてブラジル戦を見た。いちばん印象的だったのは、試合が終わったあとの中田英寿が芝生の上に倒れこんで、おそらく泣いていた姿で、番組が終わってすぐに寝たのだけれど、起きて、数時間たって、消えずに残っているのは中田のその姿、それ以外、試合のことはほとんどうすくなり、どこか遠くへいってしまった。