DVDで、チェルフィッチュの「三月の5日間」を見る。
やはり、それらしさを避けなければいけないという気持ちを強くする。最近、ふとしたときにカート・ヴォネガットのことを思い出したのだけれど、似た感触をチェルフィッチュについても持つ。
どこか軽いところ。ユーモアがあるけれど、同時にシリアスでもあって、社会にたいする批判があるところ。そのジャンル自体にたいする疑いがあるところ。一方向的な時間の流れを否定しているところ。
DVDを見ていて、それは内容によってなのか私的な事情によってなのか、あるいはその両方によってなのか違う理由によってなのか、分からないけれども、とにかく途中から精神がざわざわとして落ち着かない。むちゃくちゃに外を走りまわったり、へんな声を出したい気分が続いていて、気持ち悪い。