自分が死んで、それを弟に見られるのだけれど、じつは自分は死んでいない。でも、弟は自分のことを死んでいると思っているから、自分はゆっくりと動きながら、「幽霊だから動けるんだよ」と言う。自分が死んでいると思っている弟を、驚かせてはいけないという考えなのだ。なぜ、ほんとうは生きていると言わず、「幽霊だから動くことができる」という言い方のほうが、より弟を驚かせることにならないと、自分は考えたのか。
その理由は分からないけれど、とにかく今朝、そういう夢を見た(そして、その夢ははっきりと悪夢の感触で、起きたときには「夢で良かった」と、心の底から思った)。