夕方、公園を自転車で通ると、なんだかとても気持ちが良かった。光がうすくて、見える景色の調子が統一されていて、でも、少し悲しいものも交じっている気がした。自分は、自転車の速度をゆるめて、ゆっくりと道を進んだ。今日は、自分の何回目かの誕生日だった。