ひとりで勝手に、山登りした。
一組の、いかにも山登り風の格好をした人たち以外、誰ともすれ違わなかった。それも最後のほうにすれ違ったので、それまで、自分が登っている道(みたいなもの)が合っているかどうか分からず不安だった。