BCCKSというウェブで本のようなものが作れるサービスを使って、2009年12月の二週間という短い期間だけどやっていたこの写真日記のことをふと思い出して、ブログにうつしてみようと思った。
自動撮影という名前がついているけど、自動ではなく自分でシャッターは押している。だから言葉としては間違っているかもしれないけど、画面(ファインダー)は見ずに撮っている。
労働の帰り、自転車に乗ってカメラを持った片手をぶらんとおろして、人とすれ違うときや、植物やなにかとすれ違うときに、フラッシュを光らせながらどんどんシャッターを押していった。縦位置なのは、横だとその撮り方は難しいからだ。
撮影時は画面を見ていないので、後でどういうものが撮れたか確認するのがおもしろかった。ふつうに撮るよりも自分でコントロールしていない部分が多い。

最近、動物写真家として有名な宮崎学さんの本や写真集をいくつか読んだ。
宮崎さんは山などで動物を撮影するために、その場にいなくても動物を撮れるよう、赤外線を使ってそこを動物が通ったときに勝手にシャッターが切れるシステムを自分で作っている。そして驚くような写真を数多く撮影している。

独創的な写真は独創的な撮影スタイルから生まれる、ということを最近ふと思った。宮崎さんの写真を想定してそう思ったんだろう(自分のこの撮影方法が独創的かどうかは分からないけど、似ている部分はあると思う)。