小説「橋」案


プロローグ  作者を思わせる青年が自転車に乗って大蔵海岸へ行き、カメラで写真を撮るところの描写。海岸の人工的な美しさ。犬の散歩をする人々。夕日。実際に(小説中に)写真が数点挿入される。青年は陥没事故によって封鎖された工事中の風景を見る。

第一章  冒頭、ある少女の人生を描写。それから、東京に住む少女は、旅行で神戸へ行く。楽しい旅行。少女は大蔵海岸に遊びに行く。そして陥没事故に会う。少女の心理描写を長めに

第二章  橋の建設をたんたんと描写。

第三章  祭りの日。花火事故を描写。神の視点。大蔵海岸をちらりと見せる(場所が近いことを示す)。

第四章  青年=作者の生活。いろいろと調べるうち、橋と事件の関連性をぼんやりと思う。このあたりの地図を示す。

第五章  少年Aの連続児童殺傷事件を描写。少年の心の闇。

第六章  橋の建設。

第七章  物語のクライマックス。阪神大震災。かなり緻密に書く。

第八章  青年=作者は小説を書くことを思い付く。橋に関する長い思索。
 
エピローグ  いままでの物語とはなんにも関係のない、しかし深いところでつながりがあるような、童話的な短編。


七章と八章は逆にした方がいいかもしれない。一、三、五、七章は長め。基本的には時間は未来から過去に遡って行く。阪神大震災は95年で一番昔だし。まあ、少年Aの事件とか書きたくないし、どんな小説になるのか前から分かっている書き方も興味ないんで、書かないですけど。かなり小さい字で、700ページくらいを想定。これにかかりっきりで、本気で書いても2、3年かかりそう。でも、これを文章力のある人が書いたら、けっこういい評価もらえると思います。世界的にも