「塊魂」、買いました。
まずなによりもアイデア。雪だるまを、様々な「もの」に応用。はじめは小さいもの、画鋲や消しゴムをくっつけていき、徐々に大きく。最後はビル、島や雲までもかたまりへ。そのスケールの移動のおもしろさ。気付けば、途方もなく広かった家の中が、動きまわるのも困難なほど窮屈に。大きかった町が小さく。取り込んだ「もの」の形によってかたまりの転げ方が変わる。もちろん見た目も。いろいろな「もの」がかたまりになっている姿は、それだけで充分魅力的。シュールリアリズムの絵画のよう。操作はほとんど2本のスティックのみ。時間内に決められた大きさまでかたまりを作る。レースゲームとも言える。かたまりより大きなものはくっつけられない。少しずつ大きくしていく。それまでくっつけることのできなかった「もの」を取り込めたときは快感。ロールプレイングゲーム等の、レベル上げの要素。人や動物を取り込んだときのリアクションが愉快。叫び声を上げて逃げようとする人々を取り込もうとするのは、怪獣映画の怪獣になったような気分。ユーモア。音楽。アイデアを形にすること。難点は、個人差があるだろうが、酔うこと。具体的にはどうすればよいのか分からないが、操作性をもっと良くすることができたのかもしれない、ということ(分からない)。はじめのチュートリアルで、上を見上げたときは笑った。ステージを終えたときに少しずつ展開していく話の存在は、肯定的に見て良いのかどうか分からない。あのキャラクターたちは、最後のステージで見ることができるのだろうか。見ることができ、かたまりに取り込むことができるのなら、良いかもしれない。このシステムを、別のゲームで使ったものをやってみたい。ファイナルファンタジーのフィールドをかためていく。マリオ64(なぜマリオ64なんだ?)とか、いろいろ。いや、おもしろくないか。広い場所に文字がばらばらと落ちていて、それを順番にくっつけていって言葉を作るとクリアという「もじぴったん」「塊魂」の合成、とか、なんとか。なにをわけの分からないことを言っているんだ、自分は。