六本木、旧城南高校体育館で展示されているアントニー・ゴームリーのアジアン・フィールドを見に行く。よかった…んだけど、自分が見たときに何人かおばさんたちがいて、その人たちが口々に感想を言い合っているという恵まれない環境だったのが大変くやまれる。静かに体験したかった…ひとりで。日曜日だからか、わりと人が多かった。あと、最近のはやりなのか、ネットの掲示板よろしく、紙に感想を書いて壁に貼っていくスペースを設けていたのだけれど、あんなのいらないと思う。作家本人が希望したことなのかな、あれ…。
じつは自分、恥ずかしながら、これまでゴームリーという名前を知らなかったのだけれど、作品集を見ると、かなり自分の好きな作品…というよりも、自分が作りたかった作品を(すでに)作っていて、驚くとともに少しくやしかった…。あと、知らないうちに東京へ来てから、ゴームリーの作品を二点ほど見ていることが分かった。どちらも、印象に残っていた。その置かれている環境と完全に一体となっているのが、ゴームリーの作品ですね。好きです。