「ベルヴィル・ランデブー」を観る。フランスのアニメ映画。ちょうど最終日。いろいろ素晴らしいけれど、とくに物語の説明を言葉に頼っていないところが素晴らしいと思った。人物は言葉をしゃべらない。ただそのかわりに、笛の音をはじめ、音はたえずある(音は字幕を必要としない)。物語は絵によって進行する。絵に魅力があり力があり信頼がありユーモアがある。アニメでは「キリクと魔女」以来の感動。ただ、「キリク」ほどの深さはないけれど…。