昨日の夜テレビでやっていた、NHK映像ファイル「あの人に会いたい」18本連続放送に感動しました。とくに三浦綾子の回が凄まじかった。言葉ではうまく説明できないけれど、画面から壮絶な人生の断片が伝わってきて震えた。ほかには長沢節の回もあって、自分も何回か遊びに行ったことのあるセツ・モードセミナーの教室で、長沢節が生徒といっしょにスケッチをしている映像なども見ることができた。貴重ということでいえば、井伏鱒二の回で、井伏鱒二と開高健が飲み屋で話している映像があって、開高健の声と話し方をはじめて聞いたのだけれど、変わっていて驚いた(あと井伏鱒二は荻窪に住んでいたそうなのだけれど、自宅の表札はただのぺらぺらの白い紙だった。木の表札にしていたらファンに何度も何度も盗まれたので、仕方なく盗まれてもいいように紙にしたのだそうだ)。
それからこれは、今回見たのではなく、たまたま通常の放送で見たのだけれど、藤子・F・不二雄の回がまたすごくて、たまたまなぜかYouTubeにあるのを見つけたのでリンクしておきます。泣かずにはいられないスリーショット(とくに「まんが道」を読んでいたら)。
http://www.youtube.com/watch?v=ohw_ESQOQP8&eurl=