昨日開館したばかりの国立新美術館へ行った。
「20世紀美術探検−アーティストたちの三つの冒険物語−」というのを見る。個々の作品はなにも悪くないのだけれど、ひとつの展覧会としては、自分のいままで経験した中でも、そうとう下のほうに入るか、もしくは最悪の出来だったように思う。パネルの文章の入れ方ひとつとってもひどかったし、作品選択の統一感と理由のなさには愕然とさせられた。だいたい壁に銀色のレールが走っているのが信じられない(壁に穴を開けずに、上からつるして展示するため)。ほかにもいろいろ不満はあるし、言おうと思ったらいくらでも言えるけれど、とにかくあらゆる面で繊細さを欠いたものだったように思う。しかし、これをつくるために莫大なお金を使っているだろうし(国立だから国民のお金)、美術をあまり見ない人(子どもなども含む)にこれが美術の展示かと思われることを考えたら、ほんとうに罪は深いと思う。はっきり言ってこんな展示をするくらいだったら美術館自体いらないと思うし、かわりに寄付でもしてほしい。
その後、「日本の表現力」(文化庁メディア芸術祭10周年企画)というのと「黒川紀章展」を見る(どちらも無料)。「日本の表現力」では、休憩スペースにあった浦沢直樹の「PLUTO」1、2巻を読んだ(続きが読みたい)。
あとそういえば、美術館に谷川俊太郎らしき人がいて、たぶん本人だと思うけれど、もうかなり高齢のはずなのに歩くのがはやくてびっくりした。警備員や、チケット売り場の人を見つけると、いちいちなにか話しかけていた。