朝からなんだか精神が良くないというか、もやもやとして重い踊りのよう。シガー・ロスを聴いているからかもしれない(この人たちの音楽は響きが美しいけれど、どうにも精神に影響を及ぼしすぎる気がする)。それでも絵を描いて、着替えて、外へ出たら良い天気で、足が軽くなった。
銀座へ。ギャラリー小柳の田幡浩一展、資生堂ギャラリーの水越香重子展、そのほかカタカナの長い名前のギャラリーふたつなどを見てまわる。
話は変わって何日か前、福岡へ行ったときに本屋で「雲のうえ」という北九州市が出しているフリーペーパーを見つけて、表紙があまりにいいのでもらって帰った。中身も良くて、地方の一都市が出しているのにこんなに良いのはおかしいと思って調べたら、デザインが有山達也さんらしくて納得した。それで、今日チョイス大賞展のオープニングへ行ったら有山さんいるだろうから、雑誌持っていってそれ言ってやろうと思っていて、はじめ受賞式のときは有山さん来ていなかったのだけれど、場所をかえて二次会では見つけたので、その話ができて良かった。あと会場には知っている人が何人もいて懐かしく、話をしたり絵を見たり、写真を撮ったり食べ物を口に入れたりしてすごした。
夜道を歩きながらこれを書いているのだけれど、空気が冷たくて手がかじかむ。月の様子でも書こうかと思い空を見たけれど、どこにも見当たらない。小さくひとつ、星が悲しそうに光っているのを見つけた。