ギャラリー小柳のマルレーネ・デュマス展、メゾンエルメス藤森照信展を見る。マルレーネ・デュマス展は、あきらかに力を抜いているように思った。すべての展示に、全力を出せる立場ではないのだろうけれど、少し寂しい。
それから、グラフィックアート「ひとつぼ展」の公開二次審査を見る。はじめてひとりの観客という立場で見た。そうしていろいろ、思うところがあった。とにかく、口であとから説明しているようではだめで、ただ作品だけ、ただその作品だけで、見る人を一瞬にして黙らせる、圧倒的な強さや魅力がなければいけないはずだ。それは当たり前のことだろう。