いつも考えることだけれど、作品にしようなんて考えた瞬間につまらなくなる。それは、もっとも初期的なことかもしれないけれど、たびたび忘れてしまう。
ただ、興味の中心のほうを見つめていればいいだけ。おもしろがって思考を動かせばいいだけ。作品になっているかどうかなんて、そんなにたいしたことではないし、考える必要もないだろう(むしろ、考えないことが大切なのだ)。
カフカのある種の短編のように、ほんとに短い(たった数行の)スケッチでも十分なのだから。