長い間、押し入れの奥にしまっていたゲームキューブを出してきて、ひさしぶりに遊んでいる。ソフトが発売された当初、気にはなっていたけど結局やらずじまいだったものを、いまごろ買ったりして。「ホームランド」、「マリオカート ダブルダッシュ!!」、そして「バイオハザード4」をやった。
バイオハザード4」は、この何日か熱中してプレイしていたのだけれど、今日クリアした。おもしろかった。
まずシステム的に、いままでのシリーズの固定された視点ではなく、主観視点(正確にはキャラクターの背後にカメラがまわりこんだ視点)になったことが大きい。この視点の変更によって、空間設計が立体的になり、創造性が入った(おもしろい空間をつくるには、主観視点でないと、ゲームの構造的に難しいのだろう)。攻略していくのも、今までのシリーズよりも、プレイヤーによる自由度が高いような気がする(いままでと違って、銃を撃つポイントもプレイヤーに任せられる)。それから、なにより素晴らしいのは(驚いたのは)、グラフィックの部分。これは文章で説明しても伝わらないと思うけれど、とにかくいろいろびっくりする。グラフィックを良いと言うのは、ゲームにとっては賞賛していることとはかならずしも言えないけれど、このゲームの場合は、グラフィックの質が、ゲームの質に直結すると思う。その世界を実際に歩いていると錯覚させるのは、グラフィックの力が大きいから(あるいは、その場所の空気感みたいなものを演出すること)。実際には歩きたくないような(恐い)世界だけれど、そういうところを歩いている気分にさせることで、プレイヤーに緊張感を与える。そういう意味で、音楽や効果音も良かった(あやしくて、恐かった)。