今日は「崖の上のポニョ」を観た。(以下、少し感想を書きますが、ネタバレみたいなものを含むので注意してください。この映画を観ようと考えている人は、けっこういると思うので…)
内容は、自分には、良いところとそうでないところがあって、積極的に好きになりたいのだけれど、難しいような気がする。この映画の最大の見所と思われる、ポニョが波に乗ってやってくるところは、感動して泣きそうになった。しかしそのあと、洪水のせいで水かさが上がり、おもちゃの船を魔法で大きくしたものに、宗介とポニョが乗っていくあたりから、この映画にたいしてほとんど興味をなくしてしまった。もしここらへんで、良い具合に映画が終わっていたら、好きな作品になったと思う(しかしこの見所のシーンが終わってから、かなり映画は続いてしまう)。宗介と、船に乗っている父親が、会うのではなく、光の信号で会話するところとかおもしろいし、ほかにもアニメーションの快楽に身をゆだねたようなところ(嵐の海のシーンなど)はすごいのに、とにかく後半が残念だった。時間としても物語としても、もっと、小さい作品で良いように思った。