お昼ごろ家を出て、駅へ向かっていると、歩道橋の階段のはしっこやなんかに、昨日いつの間にか降ったらしい雪が半分透明になって、かたまっているのを見た。寒いとは思っていたけれど、雪が降っていたのは知らなかった。最近の気候は、ほんとうにどうかしていると思う。今日は天気が良く、空気も明るかったが。
いくつか展示を見たのだけれど、中目黒のマンションの屋上でひそかにしている展示で、前田ひさえさんに、自分の持ってきた本を、鉛筆で書いてもらった(この展示は、前田さんが、本の絵を書いてくれるという企画もしている)。自分はキャサリン・ヘプバーンの「「アフリカの女王」とわたし」という本を持って行って、絵を描いてもらった(いま、紹介するためにその本の写真を撮ろうとしたが、いくらやってもうまく撮れないのであきらめた)。それで、少し話もできて、良かった。マンションの屋上などほとんど行く機会がないので、眺めもおもしろく、気持ちが良かった。
渋谷あたりから、あてずっぽうに、駒場東大前まで歩いた。駒場のあたりはなんだか懐かしい雰囲気があって、夕方という時間帯のせいもあると思うけれど、歩いていて泣きそうになった。