写真集「私たちは透明になる」、おとついはじめて、注文してくれた方に発送して、今日、届いたよというメールをいただいて、とても嬉しかったです。
(もう少し、欲しいと言ってくれる人がいたらもっと嬉しいのにな…)


ただ、まじめにいうと、写真集をつくるというのは、自分の中ではどこかで、商品を作っているというよりも作品をつくっているという意識のほうが強い気がします。つまり、これでお金儲けをしようという意識はなく、それよりもただつくりたいからつくっているという感じです。
(もちろん、商品だからだめだとか、作品だから偉いとか、そういうことを言っているのではないです。たんに自分の意識の問題です)


だからほんとうのことをいうと、ただで配ってもいいという気持ちもあります。それはそれで問題があるのでできないけれど、たとえば、いままでこのブログでも何回かやったように、この写真集となにかを交換する、という方法もありえた、とは思います(今までに、とりの絵同士を交換したり、ジンと本を交換したり、ドローイング集と写真を交換したり、しました)。
そのほうがもしかしたらすっきりするものがあるのかもしれない。
ただ、今まで3回交換の企画をしたので、交換はもういいかなという気もするし、まあ、ふつうに売るという事でもいいかなと今は(やや割りきって)考えています。


少しちがう話。
じつは、今回、一度、印刷製本した本が届いてから(今回は200部印刷お願いしました)、印刷(とくに紙)に納得できないところがあり、刷り直しをお願いしました。なのではじめの予定よりも2倍くらい時間がかかってしまいました。その折りに、データも少しづつ調整したり、写真を入れ替えたり、また表紙はぜんぜん変えてしまいました。それで、せっかくなので、はじめに届いた方のまぼろしの写真集の表紙を紹介します。



どうでしょうか。今までに二冊つくったもの(「明るさ」と「初夏の地面」)は、けっこう白地の多い表紙だったので、その反動で次は写真大きめでいこうと思って制作したのですが、いざ届いてみるとどうも写真が大きすぎるのが気になってしまい、結局、試行錯誤したすえ、最終的には前二作よりもさらに白地の多い表紙になりました。そして写真自体も変えてしまいました。


もしかしたら、こっちの表紙の方が好きだよという方がいるかもしれませんね。
もし気になる方は(どうせ売らないものを200冊持ってても仕方ないので)バージョン違い二冊お送りしてもいいですが、その場合はウェブショップではなく、自分のメールアドレスまでご相談お願いします。
yokkog@gmail.com


クレジットカードでも購入できるウェブショップはこちらです。
https://akarusa.stores.jp/


また、今までに購入された方でも、別バージョン欲しいという方がいましたらメールにご連絡ください。
新しく2バージョン購入されるという方も、すでに買ってしまったけど別のも見てみたいという方も、どちらも送料込み300円でお送りします(つまり、新しく2バージョン買われる方は1800円になるということです)。
ただし、やはり自分は最終バージョンの方が全体的には良いという判断で、基本的には最終バージョンを見ていただいたらそれで大丈夫です。細かい部分で、はじめの方が良かった、というところもあるにはありますが…



次回のブログでは写真集の中身について少し書いてみようかなと思います。