オランダに来てびっくりしたことのひとつに、日が長いことがある。
夜10時くらいになってもまだ外が明るくて、不思議な感じがした。
もちろんそれは夏期のみの話で、冬は逆に日照時間が短くなるらしいけど。
だけど、いままで生きてきてそういうタイプの環境の違いというのは経験することがなかったので、すごくおもしろいなと思った。
どこかファンタジーの世界にいるような感触があった。
こちらへ着いて、時差があるので、現地時間ではまだ早いけど眠たくなって寝て、その分朝早く起きて、毎日のように日の出を見た
ホテルからは、下に運河が見え、正面には運河沿いに建つアパートかなにかの建物が連なっているのが見えた。
この写真は、正面に建つ建物で、そこに住んでいる人だと思うけど、よく窓辺に男の人が座っていた。
危なくないんだろうかと少しひやひやする場所に座っていて、しかも長い間ずっと本を読んだりしていた。
ある日、となりの住人と思われる人と、ふたり窓辺に座って、話し込んでいるのを見た。
長い間、ずっと話していて、あまりにそれが長いのでいつまでこの人たちはこんな場所で話し込んでいるんだろうと、心配になったくらいだ。
そうして、日が沈みかけてもまだ話していた。
少なくとも3時間以上はずっと話していて、夕方のようだけど、たぶん午後8時は過ぎていると思われる
街へ出ると、カフェのテラス席には人があふれかえるように座っていて(店内よりも、みんな外のテラス席に座りたがる)、おしゃべりしている光景をあちこちで見たんだけど、こちらの人たちは話をするのがほんとに好きなんだなと思う。