さっき、ふらふらと森(井の頭公園)を歩いていたら、一本の木のまわりに人が集まっていて、なにかと思って近寄ってみると、いままさに巨大な黒いへびが木を登ろうとしているところだった。へびはゆっくりと身をくねらせながら上手に木を登っていった。木のまわりから人が離れていって自分しかいなくなっても、しばらく自分はそのへびをじっと見ていた。