個展のタイトルをここ何日か考えていて、なかなかこれというのが出てこなくて苦しかった。それで、昨日が締切の日だったので、ほとんど一日中ずっと考えていて、やっとひとつ、ふさわしいような言葉を見つけて(自分の日記に書いた言葉から見つけて)、それに決めることにした。
名前というのは、人間にしろ飼っている犬にしろ、展覧会にしろなにかの商品にしろ、大切なもので、また一度決めてしまったら、取り返しのつかないところがあって、そういう意味で少し恐いようにも思う。そうしてまた、名前をつけた瞬間に、ぼんやりしていた「それ」が、きゅうにはっきりするような気もする。