東京都庭園美術館へ「舟越桂 夏の邸宅」展を見に行く。
この美術館は、アルフレッド・ウォリス展以来、二度目なのだけれど、あいかわらず建物がおもしろくて、作品よりも、室内の様子から受ける印象のほうが強かった。天井から吊された照明は、その部屋ごとにすべて違っているのを、前来たときは絵に集中していたというのもあって、今日はじめて気付いた。
舟越桂の彫刻自体は、へんなところに手が付いていたり、体のフォルムが変わっていたりするものよりも、普通の人物のほうが良いと思った。というよりも、前者のような、変わった人物(?)の彫刻作品は、自分の目が、見るのを拒否する(嫌がっている)気がした。